校舎は小学校だった。

放課後の教室にいたのだが、急に若い女の先生と、オバサンの先生が入ってきた。

若い女の先生が授業をはじめるが、オバサンが難癖をつけはじめ、
自らも授業をはじめてしまった。

1つの教室で二人の教師がなぜか授業をやっている。

二人の対立が醜くて、嫌で、サボることにした。

具合が悪いふりをした。
そういえば中学校の時、わたしは頻繁に仮病を使ってサボっていたのを思い出した。
保健室に行って、自宅に帰ることを許された。

二人の教師が廊下にいる私のところにきて何か声をかけたが忘れた。
そのとき初めてわかったが、二人とも対立しているのではなく
なにか理由があって、わざと仲の悪いフリをしているだけだった。

そんなことはどうでもよくなって、家に帰ることにした。
クラスの野球部の男の子が一人追いかけてきた。イズミサワ君だ。
ついてこなくていいといったが、ついてきた。
彼は私に気があるのかと思った。

私の家は学校から3分くらいの場所だった。
たしか私の家は広くて大きなお屋敷だったはず。
イズミサワ君が家までついてきたので、家の門の前にあった
蛹を取ってもらった。
家に入ってもらおうと思ったがやめた。

私は家に入った。

家かと思ったところには2畳くらいの小部屋の中央に
便器があるだけだった。
便器に座って腕を目に当てて泣いた。

私の落ち着ける場所はもうどこにもなかった。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索